当協議会は、全国史跡整備市町村協議会の東北地区における組織的活動の強化を目的として、平成３年７月に発足して以来、史跡の保存と活用に寄与するため、さまざまな事業を実施してまいりました。

　文化財は、我が国の長い歴史の中で生まれ、育まれ、守り伝えられてきた文化的所産です。国や郷土の歴史・文化を正しく理解する上で欠くことのできない国民の財産として、後世に伝えていくことが、当協議会に課せられた責務でもあります。

　平成２３年の東日本大震災では、被災した加盟市町もあり、住民の生活基盤に甚大な被害が発生したばかりでなく、貴重な文化財までも多くの被害がありました。加盟市町の皆様は、復興に向けて今日も日夜ご尽力されております。

　平成２３年は東日本大震災という大変な年でありましたが、「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録されるというすばらしいニュースもございました。このことを受け、当協議会では、平泉を中心とした東北の史跡のＰＲによる情報発信により見学者を誘致し、復興の一助になればという目的から、パンフレット「東北の史跡めぐりガイド」を作成しました。

　そしてさらにこのたび、「東北の史跡めぐりガイド」を活用して、ホームページを制作いたしました。掲載スペース等の関係から、加盟市町につき、ひとつの史跡しかご紹介できませんでしたが、もちろんほかにもたくさんの史跡・名勝がございますので、どうか当ホームページをご活用いただきたいと存じます。